加害者に振り回される
幸い母親の事故の怪我は軽く足に加害者の車のタイヤが軽く当たったくらいらしい。
しかし80代だよ、それだけでも結構な衝撃でムチウチ的な痛みが出てきた。
事故の後、最初に行った市内の総合病院の整形外科でレントゲンをとり湿布を貰う。事情を話すと事故治療の場合は健康保険が使えずに実費なんだそうだ。
加害者は70代のおじいさんで飲み屋を営んでいるらしい。逃げも隠れもする様子は無いが罪の意識も薄い。
「とりあえず」お詫びには来たが保険はどうなっていますか?と問いただすと
入っていないという。
はぁ?‥頭が真っ白になった。
私「任意保険は?」
加「任意保険でなに?」
私「」
加「これならあるけど」
と差し出したのが強制保険-自賠責保険の加入者証だった。
書類を取り寄せて手続きをお願いする旨を伝えたが不安が押し寄せて来てそれは現実になっていった。