いなまさblog

人生の凸凹を乗り越えるブログ

自動車評論家の福野礼一郎氏

最近はクルマに興味のない人が増えていますがこれも時代の流れです。

検索で「福野礼一郎氏」が目に留まりこちらに来てくれた方は趣味が合う方ですね、いらっしゃいませ。

自動車が単なる道具になり、趣味性から離れていき、もう「自動車評論家」というカテゴリーも消滅してしまうかもしれない。散々クルマで楽しんできた世代としては寂しい限り。

 

福野氏はまだwebが発達する前に、自動車雑誌の評論で異彩を放っていました。

初めて記事を読んだのは「Car EX」という雑誌での連載のこちら「ホメいら」

 

硬い論調ではなく軽妙に、しかし深く掘り下げたエピソードの数々。

もう面白いの何のってこれをきっかけに福野礼一郎氏の大ファンになりました。

 

単なる試乗インプレではなく、自ら自腹を切って購入した車をいじり倒し、体験した上で論じられた文調はコアな自動車ファンを魅了し続けてきました。

 

極上中古車を作る方法でビュィックリビエラのリビルドした「くるまにあ」はヤフオクなどでプレミアム価格が付いたものでした。自動車評論家でここまで出来る人はいないのではないのでしょうか?

 

後に紙面をCGに移動してロールスロイス極上中古車を作る方法が連載されます。

 

極上中古車を作る方法 (別冊CG)

極上中古車を作る方法 (別冊CG)

 

 

 

豊富な工学的知識と綿密な取材に基づいて書かれた「かくしてクルマは作られる」シリーズはモノ作りを目指す、たずさわっている人にとっても魅力的な一冊

 

クルマはかくして作られる 4 レクサスLFAの設計と生産 (別冊CG)

クルマはかくして作られる 4 レクサスLFAの設計と生産 (別冊CG)

 

 

2001年のメトロテスト、エスティマハイブリッドの回,トヨタは今後10年でほとんどの車種をハイブリッド化するだろうと予測していました。ハイブリッドがまだ市民権を得ていない時代です。

 

福野礼一郎氏は基本的にブログ等はやらない主義なので(福野礼一郎氏に限って苦手なはずはないのですが)

今の時代にあっても自動車雑誌か著書でしか目にすることができないのが惜しいところです。